本論文は,ベイジアンニューラルネットワークとディープアンサンブル法の高い計算コストと記憶空間要求問題を解決するための単一決定論的モデルに基づく新しい不確実性定量化法を提案する。具体的には、カーネル密度推定から導き出された情報ポテンシャルフィールドを活用してトレーニングセットの特徴空間密度を近似し、これをテストサンプルの特徴空間表現と比較して分布変化を効果的に検出し、OOD(Out-of-distribution)検出を行う。 2次元合成データセット(Two Moons, Three Spirals)とOOD検出タスク(CIFAR-10 vs. SVHN)を用いた実験結果、提案された方法が従来の方法より優れた性能を示したことを確認しました。