本論文は、人間と自律ロボットとの間の自然言語ベースのコラボレーションの可能性を探る。既存の対話型作業学習(ITL)システムの限られた言語理解能力を克服するために、大規模言語モデル(LLM)を活用する方法を提示します。実際の物理環境で動作するロボットにLLMの言語能力を組み込むことの難しさを認識し、人間-ロボット-LLM相互作用による状況認識と知識蓄積ベースのアプローチを提案する。自然言語理解の3つの主な課題を中心にChatGPTを用いた概念実証実験を行い、LLMベースの言語理解を統合した実用的なロボット支援システム構築のための方向を議論する。